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候補者の横顔 届け出順 

 現職と新人3人の争いとなった知事選は7月5日の投開票に向け、各候補が論戦を繰り広げている。4人の横顔を紹介する。

大隅 元侍さん 42 無新 

候補者の横顔 届け出順 

「ウマ娘」お気に入り 

 「新しい税がなくても(県は)維持できる」と、「交通税」への反対を掲げ、安定した公務員の職を辞し、初の知事選に挑む。

 栗東市出身。大学卒業後はアニメグッズ販売会社に就職し、関東圏の店舗で勤務したが「自分の力を地元に生かしたい」と24歳で帰省し、市職員になった。

 政治に関心を持ったきっかけは自民党を離れ、次世代の党党首などを務めた平沼赳夫さんを報道で知ったことだ。著書を読み、「優しさや突破力にひかれた」。会ったことのない「恩師」への思いを膨らませる。

 趣味はマンガやアニメの鑑賞。大学時代はアニメ好きが集うサークルを設立した。栗東市がコラボイベントを行った「ウマ娘 プリティーダービー」がお気に入り。「滋賀の観光資源として、アニメを若者にアピールしたい」と力説する。

坪田五久男さん 67 無新 

教え子へ言葉自らも 

 中東情勢の影響で、生活に困っている県民の声をじかに聞き、「何とかせなあかん」と決意した。

 近江八幡市出身。高校生で教職に魅力を感じ、滋賀大教育学部を経て、小中学校で10年間、教壇に立った。同和問題に関心を持ち、自民党の教育政策に疑問を感じた。「教育現場の外から子どもと教育を守りたい」と30歳過ぎで退職、共産党の専従職員になった。

 教師時代のやりがいは「子どもが思わぬ力を発揮してくれるところ」。赴任した中学校でハンドボール部をつくり、顧問として近畿大会にも出場した。子どもたちが自分で考え、成長する姿を鮮明に覚えている。

 座右の銘は「ワンフォーオール、オールフォーワン(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」。教え子に説いた言葉を自らに言い聞かせている。

三日月大造さん 55 無現 

料理で妻サポートを 

 3期目は国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会を成功させ、大阪・関西万博で滋賀の魅力を世界に発信した。「そのレガシー(遺産)を健康作りやまちづくりに生かす旗振り役に」との思いで、県政史上初となる4期目に挑む。

 就任時からの気づきをつづったノートは71冊を数え、5月に55歳になった。最近、JRの元同僚から贈られた懐中時計を愛用する。父が死去した「60歳」を人生の節目と考え、強く時間を意識するからだ。「残された時間、滋賀のため、どんな貢献ができるか。しっかり考えないといけない」

 朝の琵琶湖岸での四つ葉のクローバー探しがマイブーム。3人の子は巣立ち、プライベートの大半を妻と過ごす。「これからはもっと妻のサポートをしなきゃいけない。料理をできるようになりたい」と破顔した。

坂本 正明さん 57 無新 

横顔・坂本氏(大津市で)
横顔・坂本氏(大津市で)

中学ではホッケー部 

 県庁所在地なのに閑散としたJR大津駅前を見てきた。2020年に百貨店「西武大津店」もなくなった。「観光地のポテンシャルは大津も滋賀も十分ある」と観光振興を掲げる。

 運動は苦手だったが、中学ではホッケー部に入部。強豪校ぞろいの滋賀で悔しい日々を過ごしたが、「技術がなくても、アイデアとチームプレーで勝てる」との顧問の一言で奮起。全国大会の常連校にも勝つことができた。その後も、この考えを大事にしてきた。

 「あの本を読んでいなかったら、知事選には出ていなかった」。小説「成瀬は天下を取りにいく」のファンで、周りと調和しながら、自分を貫く主人公・成瀬あかりを、会社に属しながら出馬を決めた自身に重ねる。ヒットした作品にあやかり、「次は自分が天下を取りに行く」と誓う。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 候補者の横顔 届け出順