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野洲駅南口開発 候補案…市が公表 

市民広場や複合施設

 野洲市はJR野洲駅南口周辺に市民広場やホテル、マンション、商業施設などを整備する開発事業計画の候補案を公表した。市が進める官民連携事業で、昨年11月に実施した公募型プロポーザルで選定された住宅メーカー「サンヨーホームズ」(大阪市)を代表とする企業グループが提案した。市は同グループを連携事業者の候補とし、2027年度開業に向けて協議を進める。

JR野洲駅南口周辺の整備イメージ図=野洲市提供
JR野洲駅南口周辺の整備イメージ図=野洲市提供

 4月26日に開かれた市議会都市基盤整備特別委員会で市側が説明した。

 開発予定地は現在、空き地や駐車場などになっている約1・2ヘクタールのエリアで、有識者らによる委員会が公募型プロポーザルに唯一参加した同グループを優先交渉権者に選び、市が連携事業者候補として決定した。

 提案内容によると、「心と体の健康をベースに人・地域・企業がにぎわいや持続的活性化を育む」エリアと位置づけ、駅前にステージのある芝生の市民広場のほか、観光やビジネスに使えるホテルや、観光物産案内所と図書館機能を併せ持つ市民交流センター、テラス付きカフェなどが入る複合施設(13階建て)を整備。南東側の住宅ゾーンにはファミリー向け(19階建て)と高齢者向け(11階建て)の分譲マンションをそれぞれ建設し、道路を挟んだ南側にはスーパーや温浴施設のある商業施設を誘致する。

 市は今年6月末までに同グループと基本協定を結び、今年度中に事業の詳細な計画を決定、来年度の着工を目指す。栢木進市長は「一日も早いにぎわい創出につなげたい」と話した。

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