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千住さんの色彩満ちる世界 

佐川美術館改修記念

初公開含む26点  

 展覧会「千住博 水の調べ、水の響き」(読売新聞社など後援)が1日、改修を終えた佐川美術館(守山市水保町)で開幕する。30日は関係者を集めた内覧会が現地で開かれ、日本画家の千住博さん(68)も姿を見せた。9月6日まで。(香山優真)

千住さんの色彩満ちる世界 
「『世界は色彩に満ちている』ことを表現した」と解説する千住さん(守山市で)

 美術館のリニューアルオープン記念の企画。千住さんは東京芸大大学院卒で、日本画の伝統的な技法を用いつつ、現代的に自然を表現する手法が国内外で高い評価を受けている。

 今回は、流れ落ちる滝を表現した代表作「ウォーターフォール」シリーズをはじめ、初公開を含む26点を展示した。

 会場はモノトーンで水と岩を描いた「フラットウォーター」シリーズに始まり、続く「ウォーターフォール・オン・カラーズ」シリーズが見所の一つ。多彩な色とともに
滝壺たきつぼ
を表現した作品群で、最も大きな絵は縦約2メートル、横約5メートルあり、作品世界に入り込んだような感覚が楽しめる。千住さんは「コロナ禍の世界は色を失ったが、『世界は色彩に満ちている』と伝えたかった」と説明を加えた。

千住さんが国際的に活動するきっかけになったという「フラットウォーター」シリーズ
千住さんが国際的に活動するきっかけになったという「フラットウォーター」シリーズ

 ブラックライトに照らされた特別な展示室「BLACK LIGHT ROOM」では、蛍光塗料を用いて現代の夜を表した「龍神I・2」が幻想的な光を放つ。最も奥のスペースでは「伝統と革新」をテーマに
屏風びょうぶ
に滝を描いた最新作や、約350年前の掛け軸と組み合わせた作品もあり、水しぶきのほとばしりなどで表情を変える繊細な表現を楽しめる。

 千住さんは報道陣の取材に「35年間、どのように日本の文化や絵画に
対峙たいじ
してきたかを盛り込んだ。子どもから大人まで、普段は芸術に興味がない人にも見ていただければ」と話した。

 7月20日を除く月曜と21日は休館。一般1600円、高大生800円。問い合わせは同館(077・585・7800)。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 千住さんの色彩満ちる世界