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八幡商好機で連打 古豪復活公立校でV 

 

八幡商好機で連打 古豪復活公立校でV 
甲子園出場を決め、歓声に包まれるスタンドに向かう選手たち(25日、マイネットスタジアム皇子山で)

 1988~91年の夏4年連続出場や、2011年夏、東の名門・帝京(東東京)相手の劇的な逆転勝ちなどで聖地を沸かせてきた県屈指の古豪が復活した。公立校の優勝は彦根東以来9年ぶりとなった。

 大会を通して、伝統の堅守が光った。左腕・久保田(2年)と制球力がある高木(3年)に加え、最速145キロのエース田上(同)が受けて締める緩急の利いた継投策で、全5試合の総失点はわずか7。大会打率6割超の指名打者・中村(2年)らが中軸を担う打線も、好機で連打を決める勝負強さで、計27得点と際立った。好守が呼んだ流れを逃さず、ロースコアゲームをものにした。

 一つのミスが勝敗を左右するほど、手に汗握る接戦が多い大会だった。

 強豪・近江と光泉カトリックの3回戦は、延長タイブレイクの十回までスコアボードに「0」が並ぶ大接戦。十一回にサヨナラ二塁打で辛勝した近江だったが、準決勝の彦根総合戦で先手を取るものの、六回のボークと暴投で勝ち越され2―5で敗退し、3年連続の4強止まりに終わった。

 彦根総合は、技巧派左腕・荒井(3年)や本格派の橋本(同)など投手陣の層の厚さが目立った。堅守で勝ち上がってきたが、決勝は追いついた五回に内野手の失策をきっかけに失点し、流れを失った。大会打率4割超の野谷(同)を4番に置く打線は、八幡商を上回る12安打を放つも、11残塁2得点で本来の勝負強さを発揮できなかった。

 全試合で盗塁を決める伝統の小技を絡めて勝ち上がった滋賀短大付の健闘も光った。準々決勝で滋賀学園相手に16安打11得点の7回コールド勝ち。派手な番狂わせに会場が沸いた。

■「挑戦者として臨む」

八幡商・桑原主将

 優勝から一夜明けた26日、八幡商の選手たちが、甲子園に向けて意気込みを語った。桑原主将(3年)は「日々地元の応援を感じているので、甲子園出場を実現できてうれしい。公立の自分たちは挑戦者として臨める。ワクワクしかない」と笑顔を見せ、田上投手は「自分の直球が強豪相手にどこまで通用するか楽しみ」と、早くも聖地での初戦を心待ちにしていた。

 八幡商OBでもある小川監督は「返信しきれないほどのお祝いの言葉をいただいた。うれしい限りだが、ここからが本番だ」と気を引き締めた。

 夏の甲子園は8月5日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。

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