追加料金なしで読売新聞オンラインのすべての記事が読めます!

曳山照らす 提灯淡く

大津祭宵宮 町家の2階開放も

来場者に大津祭の歴史などを説明する月宮殿山の関係者(右)(大津市で)
来場者に大津祭の歴史などを説明する月宮殿山の関係者(右)(大津市で)
提灯で照らされた曳山(大津市で)
提灯で照らされた曳山(大津市で)

 湖国三大祭りの一つ「大津祭」が11日、
宵宮よみや
を迎えた。
曳山ひきやま

提灯ちょうちん
で飾られ、県内外から訪れた多くの見物客でにぎわった。

 この日は、各曳山が午後に「宵宮曳き」を行い、本祭で曳山に載せるからくり人形や懸装品などを山の近くに展示。夕方頃から「コンコンチキチン」と
かね
や笛などによるお
囃子はやし
が始まった。

 曳山のひとつ「月宮殿山」(上京町)では、
厄除やくよ
けちまきを購入した人たちに町家の2階を開放し、幕などを見てもらう取り組みを今年から始めた。購入者は祭りや山の歴史を教わりながら、からくり人形やお囃子を間近で見学した。

 京都府向日市の会社員、嶺本春栄さん(58)は「お囃子は間近で見るととても迫力があった。人形や幕をこんなに近くで見ることができて、さっそくちまきの御利益がありました」と喜んだ。月宮殿山の栢口智司さん(61)は「祭りの魅力を深く知ってもらうきっかけになれば」と話していた。

 本祭の12日は、13基の曳山が朝から巡行する。昼頃には中央大通りで展示され、午後5時30分まで各所でからくりを披露する「
所望しょうもん
」が行われる。

滋賀の最新ニュースと話題

[紹介元] YOMIURI ONLINE 曳山照らす 提灯淡く