守山・観音寺 フジの花 見頃
守山市水保町の観音寺で、源頼朝が植えたと伝わるフジの花が見頃を迎え、淡い紫色の花房が風に揺れている。26日は午前10時から「藤まつり」が開かれる。
寺伝によると、平治の乱(1159年)に敗れた頼朝が東国へ逃げる際、寺に立ち寄り、源氏再興を願って門前にフジの
をさしたところ、芽吹いたとされる。
3年前から花のつぼみに虫が卵を産み、開花しないまま落下する危機にひんしたが、篠原啓人住職らが丹念に寄生されたつぼみを取り除き、ここ数年で一番きれいに咲いたという。本堂には釈迦の
入りを表す、「涅槃石」も展示されている。
藤まつりでは、特別御朱印が授与されるほか、
らが参加するアマチュアバンド「ザ・キープ・ウォーター」のライブもある。
篠原住職は「フジのつるには、幸せが続くようにという思いも込められている。フジや歌をご縁に皆様に集っていただければ」と話す。問い合わせは観音寺(077・585・1226)。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 頼朝ゆかりの紫 輝く美