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プラごみ減へ容器再利用 

市民団体 大津の飲食9店社会実験

 プラスチックごみの削減につなげようと、市民団体「しがローカルSDGs研究会」は10~12月、大津市内で弁当を販売する飲食店9店舗で、再利用できる共通の容器「リパコ」を使う社会実験を行う。

共通容器の利用を呼びかける飲食店主ら(大津市で)
共通容器の利用を呼びかける飲食店主ら(大津市で)

 リパコは、製材所で出た抗菌作用があるとされるヒノキの粉末を混ぜ込み、プラスチックの使用量を5割減らした容器。洗って繰り返し使え、食洗機や電子レンジもOK。昨年2~3月に市内の3店舗で実験しており、今度は利用者アンケートをとるため、規模を拡大して実施することにした。

 利用者は、各店舗で容器の保証金1000円を払い、LINEでメンバー登録するか、会員証を受け取って参加。弁当を購入した人がリパコを洗い、次の来店時に返却して、店で再利用する。退会すれば保証金は返金される。環境省の基準で試算すると、リパコを1回使うとプラごみ25グラム、二酸化炭素約132グラムの削減になるという。

 参加飲食店の一つで県庁近くにある「yome yome(よめよめ)」の店主小原智恵さん(36)は「今まで意識していなかったけど、プラごみ削減で社会貢献ができるならと参加を決めた。賛同するお客さんが店に来てくれたらありがたい」と話した。

 同研究会の辻博子事務局長は「多くの人がプラごみ削減の意識を持つきっかけになってほしい」と参加を呼びかけている。対象の店舗は、リパコの公式サイトで確認できる。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE プラごみ減へ容器再利用 

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