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アユ不漁に追加放流、融資 

県補正案43億516万円

 琵琶湖のアユが年明け以降不漁に陥っているとして、県は13日、追加放流や金融機関から無利子で資金を借りられる漁業者向けの融資を実施する費用などを盛り込んだ総額43億516万円の2024年度一般会計補正予算案を発表した。20日開会の県議会定例会に提出する。

 今季のアユ漁は、1月の定置網1か所あたりの漁獲が平年の3%未満になるなど、極端な不漁に陥った。昨夏の暑さで川の水温が高く、県は産卵数が平年の約2割に減ったのが要因とみている。加工用のアユの不足など影響が続いており、県漁業協同組合連合会などが4日、三日月知事に対策を要望していた。

 今回の補正予算案では、追加放流に1261万円を計上。今季のアユ不足の影響で来季の産卵数の減少が見込まれることから、高島市の安曇川河口に設置している人工河川に、養殖と天然の親魚計8トンを追加で放流し、産卵数を補う。

 また、漁業者向け融資のため、金融機関への預託金1億2500万円と保証料の負担額182万円を計上。融資枠は総額2億円で、事業者の運転資金として1事業者あたり3000万円まで貸し付ける。利子と保証料は県が負担する。

 補正予算案にはほかに、米原駅東口の県有地を開発事業者に売却するため、県が土地開発公社から取得する費用(7億1914万円)、新たな感染症の流行に備えて施設整備をする医療機関への補助事業(2億8703万円)などを盛り込んだ。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE アユ不漁に追加放流、融資 

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