県、草津の湖岸緑地
琵琶湖岸を訪れたレジャー客らによる迷惑駐車などを防ぐため、県はゴールデンウィーク(GW)の始まる27日から5月6日まで、県営都市公園湖岸緑地の駐車場で見回り活動を実施する。
マナー違反 後絶たず
巡回は特に利用者の多い草津市志那町の「志那1(中)」駐車場で午前8時~午後5時に実施。警備員も配置して駐車場内の整理や、満車の場合は入り口で知らせ、マナー違反を見つけたら注意する。志那1(中)と近くの「志那2」駐車場にはカメラを設置し、混雑具合をネットで確認できるようにする。
琵琶湖岸は無料でバーベキューが楽しめ、県外の来訪者も多い人気スポットだが、駐車場は無料でゲートもなく、普段は監視員もいない。このためマナー違反が後を絶たない。
特に人気の志那1、2の両エリアには県内外から多くのレジャー客が訪れ、枠外駐車や場所取りのほか、▽ごみやバーベキューの炭の放置▽トイレにおむつを流す▽油まみれの食器を洗い、水道の流しを詰まらせる――などの迷惑行為が相次いだ。
ごみ処理など維持管理費がかさむ課題も生じ、県はマナー向上を目的に昨年のGW中、志那2駐車場を有料化する社会実験を実施。同11月にも志那1のエリアで有料化を試した。だが、今も週末などには、枠外駐車やごみの放置などの行為が続いているという。
今年のGWは有料化実験はなく、新型コロナが「5類」になったこともあり、多くの利用が見込まれることから、三日月知事は23日の記者会見で「湖岸を楽しんでほしいが、マナーの問題も十分考えて過ごして」と呼びかけた。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 迷惑駐車防げ GWに巡回