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<高校サッカー県大会>草津東 近江破りV

3年連続同一カード 堅い守備 光る

優勝杯を手にして喜ぶ草津東の選手たち(大津市で)
優勝杯を手にして喜ぶ草津東の選手たち(大津市で)
ドリブル突破を試みる草津東の力石選手(中央、9番)(大津市で)
ドリブル突破を試みる草津東の力石選手(中央、9番)(大津市で)

 第103回全国高校サッカー選手権県大会(県サッカー協会など主催、読売新聞社後援)の決勝が9日、大津市の皇子山総合運動公園陸上競技場で行われた。3年連続の同一カードは、草津東が前回全国準優勝の近江を3―0で下して雪辱を果たし、3年ぶり13回目の優勝を決めた。草津東は12月28日に開幕する全国大会に出場する。(東川直央)

 一進一退の攻防が続くなか、草津東は前半32分、MF力石がドリブルで攻め込むと、ゴール前のこぼれ球をMF波多野が右足で押し込んで先制した。後半15分、MF寺川のパスから力石がミドルシュートを放ち追加点。同27分には相手フリーキックのこぼれ球に反応した力石がドリブルで敵陣に攻め込み、最後はループシュートで3点目を奪い、近江を突き放した。

 試合後、力石は「準決勝で何度かシュートを外してしまい、決勝に向けて足を振り抜く練習をしていた。今日は思いっきり振ることができた」と振り返った。

 草津東の堅い守備も光った。今大会を無失点で終え、ディフェンス陣を引っ張った副将のGK岡留は「昨年の決勝は追い付いて喜んでしまい、結果として負けてしまった。今大会は得点に一喜一憂せず戦った。全国大会でもこれまで通り無失点で勝つ」と誓った。

 2年連続で決勝で敗れていた近江に雪辱を果たした上原主将は「今日は100%以上の実力を出せた。2年間悔しい思いをしたので全国で頂点に立つ」と語気を強め、牛場監督は「喉から手が出るほど優勝したかった。昨年、近江は全国大会で準優勝しており、滋賀代表として超えられるように戦っていきたい」と意気込んだ。

 一方、3連覇を目指した近江は、試合終了間際に敵陣へ何度も攻め込み、FW山本が2本のシュートを放つも、相手GKの好セーブに阻まれた。試合後、山崎主将は「1年間の自分たちの練習や気持ちの面での甘さが積み重なった結果だ。ビッグチャンスを試合の最後でしか作ることができず、自分たちで仕掛けられなかった」と悔しさをにじませた。

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