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<戦後79年>戦没者追悼 鐘一斉に

終戦記念日 大津の寺や教会300か所

正午に合わせ鐘をつく前阪会長(左)ら(大津市で)
正午に合わせ鐘をつく前阪会長(左)ら(大津市で)

 終戦から79年を迎えた15日、大津市内では約300の寺や教会で、戦没者への追悼と平和への祈りを込めて一斉に鐘やチャイムを鳴らす「平和の鐘

き」が行われた。

 西徳寺(同市大江)では、正午になると、市仏教会の前阪良憲会長(83)や大津市の佐藤健司市長らが鐘をつき、参列者約30人が静かに手を合わせた。平和の鐘撞きは市の呼びかけで1989年から行われ、今年で32回目。

 毎回参列している瀬田第二学区遺族会会長の
あがた
実さん(86)の父、久治郎さんは太平洋戦争中に戦死したという。45年2月に「南洋群島にて栄養失調で死」と万年筆で書かれた便箋と、父のものとみられる髪の毛と爪の一部が自宅に届いたが、遺骨は戻っていない。

 県さんに父の記憶はないが、フィリピンやミャンマーへ慰霊巡拝をしてきたといい、「戦争は絶対にしたらあかん。国同士は仲良くして平和を守っていくべきだ」と話した。

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