
8日夜に開催される「びわ湖大花火大会」に合わせ、同日午後5時頃から会場となる大津港(大津市)周辺の道路などで広範囲の交通規制が行われる。大会実行委員会は、見物人が通路で滞留するのを防ぐため、会場周辺に高さ約4メートルの目隠しフェンスを設置するほか、大阪・関西万博に伴う外国人の来場者増加を見越してJR大津駅などに多言語対応のスタッフを配置する。
交通規制では、びわ湖大津プリンスホテル(同市におの浜)から観音寺交差点(同市観音寺)まで、JR大津駅前から島の関西交差点(同市島の関)までの区域などが午後5時から歩行者専用道路となって車やオートバイは通行止めに。解除時間は区域によって異なり、午後10時または9日午前0時となっている。
会場周辺の道路では駐車や歩道上での立ち見は禁止で、草津市の矢橋帰帆島内にある湖岸緑地駐車場は閉鎖される。また、花火が見える名神高速道路大津サービスエリアも満車による本線の渋滞を防ぐため、上下線とも8日午後3~9時に全面閉鎖を実施する。
湖上でも規制があり、琵琶湖大橋から近江大橋までのエリアで午後6~10時に水上バイクなど動力船の航行を禁止する。
JR西日本は、駅利用者の混雑の緩和や帰宅時間を分散させるため、東海道線と湖西線で臨時列車計37本を運行。京阪電鉄でも京津線と石山坂本線で臨時列車計80本を運行する。
県警は、大津港周辺を中心に約500人態勢で事故やトラブルの警戒に当たる。実行委でも警備員約1050人を配置するほか、県や大津市からも職員計約250人が警備のために動員される。
花火の打ち上げは午後7時半から約1時間で、荒天の場合は中止となる。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 8日 大規模交通規制 びわ湖大花火