追加料金なしで読売新聞オンラインのすべての記事が読めます!

5種のふなずし 食べ比べ<野洲>

ふなずし茶漬けに舌鼓を打つ参加者(野洲市で)
ふなずし茶漬けに舌鼓を打つ参加者(野洲市で)
参加者が食べ比べに挑戦したふなずし(野洲市で)
参加者が食べ比べに挑戦したふなずし(野洲市で)

 野洲市などを流れる野洲川流域の歴史や文化を継承する市民団体「野洲川でんくうの会」が、郷土料理「ふなずし」の茶漬けを味わう会を27日、野洲川田園空間センターで開催し、市民ら27人が食べ比べに挑戦した。

 最初に、滋賀びわ湖漁業協同組合中主支所長の勝見昌和さん(54)がふなずしの漬け方と食べ方を解説。フナを塩漬けし、光るまでたわしで磨く「洗い」、水気を切る「干し」の重要性を説いた。また、米飯と塩漬けしたフナを一緒に漬ける際には「手に付ける日本酒、焼酎、乳酸菌飲料などによって味が変わる」とし、個人的には「キリッとした味になる日本酒がいい」と薦めていた。

 参加者は5種類のふなずしを食べ比べ、匂いや塩分、酸味、うまみの違いなどを回答。温かい米飯の上にふなずしの尾や頭、塩昆布、梅干し、たくあんをのせた茶漬けも提供され、「おなかの調子が悪い時に食べるよね」「かつお節をのせてもいい」と会話を楽しみながら頬張っていた。

 辻良男会長(72)は「近江商人もふなずしを食べたから、活躍できたのでは」と話し、勝見さんは「乳酸菌が豊富なふなずしを食べ、皆さん長生きしてください」と呼びかけていた。

滋賀の最新ニュースと話題

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です