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防災情報一つのアプリに 県利用呼びかけ

防災情報一つのアプリに 県利用呼びかけ
防災情報を一元的に確認できる県の防災アプリ(大津市で)
危険度に応じた色で視覚的に危険を伝えるアプリの画面(県提供)
危険度に応じた色で視覚的に危険を伝えるアプリの画面(県提供)

 県は、防災に関する情報をスマートフォンで得られる「県防災アプリ」の運用を始めた。複数のウェブサイトで発信している防災情報を一元的に把握でき、今いる場所の危険度が画面の色で一目で分かるほか、多言語対応などで世代や国籍を問わず使いやすくした。無料でダウンロードできる。(青山大起)

 大雨や洪水(氾濫)、土砂災害、高潮の恐れがある時に気象庁などが発表する防災気象情報や、市町の避難情報などは「県防災ポータル」で発信。ほかに、道路の規制情報は「ロードネット滋賀」、雨量や河川の水位は「県土木防災情報システム」と三つのサイトで情報提供している。

 県民から「複数のサイトを行き来するのは面倒」との声があり、県は2024年からアプリの開発に着手。小学校や福祉施設で児童や障害者らにテスト版を使ってもらい、意見を反映させるなどして完成させた。

 トップ画面には現在地の状況や注意報・警報や避難指示などの発令状況が表示され、防災気象情報の危険度を示す「警戒レベル」(高い方から5~1の5段階)に応じ、平時は白いアプリの画面がレベル5では黒、4は紫、3は赤になり、視覚的に危険を伝える。

 避難所の検索や非常持ち出し品の確認ができ、避難所や河川の水位などを地図上で一覧できる。避難のタイミングや持ち出し品などを決めておく「マイ・タイムライン」を作り、家族や自治会などで共有できる機能も設けた。

 言語は英語、中国語、ポルトガル語など6か国語に対応。文章がわかりやすくなる子ども向けの「ジュニアモード」も設け、スマホの音声読み上げ機能にも対応している。

 他のアプリとの連携や改良が容易なため、今後は信号の色などを音声で伝える歩行支援アプリと連動させて視覚障害者の避難を助けたり、文字を大きくするなど高齢者向けの「シニアモード」を導入したりする。市町との連携も検討する。

 県流域治水政策室の担当者は「滋賀は災害が少ないと言われるが、大雨や台風はいつ発生するか分からない。アプリの様々な機能を活用し、万一に備えてほしい」と呼びかけている。

(右)スマホで防災情報を一元的に確認できる県の防災アプリ(大津市で)(左)危険度に応じた色で視覚的に危険を伝えるアプリの画面=県提供

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