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能登支援 大津で油絵展

田中さん 「被災地に心寄せて」

「少しでも被災地の力になれば」と話す田中さん(大津市で)
「少しでも被災地の力になれば」と話す田中さん(大津市で)

 元日の能登半島地震や9月の豪雨によって甚大な被害を受けた石川県能登地方の被災者を支援しようと、草津市出身の画家田中仁士さん(83)(大阪府枚方市)がチャリティー展「能登の大災害に光を」を大津市の琵琶湖ホテル3階神前式場前で開催している。来年1月10日まで。

 田中さんは青年期まで琵琶湖近くで過ごし、画家を志して高校を中退して上京。国内の様々な美術展での受賞歴を持つ。1982年に京都市の美術館でモネの大作に感激して以降、スイレンをモチーフに描き続けている。

 チャリティー展では、スイレンが滝に打たれながらも、けなげに咲く様子を被災者と重ね合わせた「しぶき」や、湖畔の寺と湖上のスイレンなど古里の静かな情景を描いた「望郷」など油絵15点を展示販売する。

 田中さんは石川県を通じて売り上げの一部と作品を被災地に寄贈する予定で、「まもなく1年たつが、皆さんの関心が薄れているように感じる。絵を通じて被災地に心を寄せていただきたい」と話している。

 午前11時~午後4時(不定休)。問い合わせは田中さん(080・5706・3163)。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 能登支援 大津で油絵展

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