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粗大ごみの家具 修理し販売

県実証事業 11月から 月1ペース

修理して販売される家具の一部(大津市で)
修理して販売される家具の一部(大津市で)

 県は、粗大ごみで出された家具を修理して販売する実証事業「リペアチャレンジ」を始める。資源を再利用して廃棄物の排出を減らす「サーキュラーエコノミー(循環経済)」の実現を目指す試みで、都道府県が主導する形では全国初。11月から月1回のペースで展示販売を行い、5年間かけてビジネスとして成立するか検証する。

 一部の自治体では、粗大ごみの家具や工具などを修理して販売しているが、単独ではまとまった量が確保できないため、県が広域で回収する仕組みを検討。7月以降、近江八幡市など10市町から木製の家具を中心に約240点を回収した。

 実証事業では、委託先の工務店が修理し、1000円~1万円程度で販売する。大正時代や戦後すぐに作られた年代ものもあり、初回の展示販売は11月1日午前10時~午後4時に一般社団法人「クラフトマンカレッジ」(大津市中央)で行う。

 12月以降も同じ場所で原則毎月第1土曜に実施する。商品は工務店のインスタグラムアカウント(@tanikou_c_eco)で紹介している。実証事業に関する問い合わせは、県循環社会推進課(077・528・3472)。

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