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湖西線50年 開通祝う 

近江今津駅 一日駅長に西川さん

記念列車の出発の合図をする西川さん(右、高島市で)
記念列車の出発の合図をする西川さん(右、高島市で)

 JR近江塩津駅(長浜市)から琵琶湖西岸を通り、山科駅(京都市)の74・1キロをつなぐJR湖西線が20日で開通50周年を迎えた。記念列車が運行され、近江今津駅(高島市)では県出身のミュージシャン西川貴教さんが一日駅長として鉄道ファンらを出迎えた。

 この日は記念列車として湖西線区間を含む敦賀(福井県敦賀市)―京都駅(京都市)間をNHK大河ドラマ「光る君へ」にちなんだラッピング列車「びわこおおつ紫式部とれいん」が運行。近江今津駅では西川さんが乗客を出迎え、ホームで出発進行の合図をした。

 午後に開かれた記念式典では、県内の沿線自治体の首長や県民ら約1000人が出席し、全員で「琵琶湖周航の歌」を合唱。出席した三日月知事は「湖西線の価値や魅力を皆で再確認し、課題を乗り越えようと気持ちを一つにできた」と話し、西川さんも「県の魅力を発信する機会にできるよう、皆さんと一緒に考えていきたい」と湖西地域を盛り上げていく考えを示した。

 湖西線は1974年7月20日に開通。北陸と京阪神エリアをつなぐ路線となっている。県によると山科駅と近江塩津駅を除く永原(長浜市)―大津京駅間全19駅の乗車人員は2008年度の1日5万634人をピークに5万人前後で推移したが、コロナ禍で20年度は4万人を割り込み、22年度も4万3159人にとどまる。

 比良山系からの強風でダイヤが頻繁に乱れることから、これまでに北小松―和邇駅(いずれも大津市)、近江塩津―近江中庄駅(高島市)の計14・6キロに防風柵が設置されている。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 湖西線50年 開通祝う 

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