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消防資器材窃盗容疑で追送検 捜査終結

 消火栓器具の格納庫から金属製の筒先などが相次いで盗まれた事件で、守山署などは7日、守山市荒見町、建築作業員男(54)(窃盗罪で公判中)について、窃盗の容疑で大津区検に追送検し、捜査を終結したと発表した。156件の犯行を裏付け、被害総額は約340万円に上るという。

 発表によると、男は昨年3~11月の間、草津市など5市で鍵のかかっていない格納箱から、筒先や消火栓とホースをつなぐ「スタンドパイプ」など消火用資器材約270点を盗んだ疑い。

 同署などが昨年11月に男を窃盗容疑で逮捕。その後の捜査で草津市で44件、守山市41件、大津市34件、野洲市19件、栗東市18件の犯行を確認した。盗んだ資器材は金属買い取り業者に売却されており、男は「家計が苦しく、遊ぶ金ほしさで金に換えた。お小遣いがなかった」と話しているという。

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