長浜・舎那院
釈迦の死を悼む人や動物が描かれた
図に猫が入れてもらえないのは、かわいそう――。長浜市宮前町の舎那院(関口仁恵住職)は、猫が登場する珍しい涅槃図(A5判)を制作し、参拝者らに授与している。
同院は毎年3月に涅槃会を行い、猫の姿が入っていない涅槃図(江戸前期、狩野常信筆)を飾るが、関口住職の妻が愛猫家で、「これでは猫がかわいそう」と2022年、境内にすみ着いていた猫をスタンプにして御朱印を制作。それ以来、全国から猫好きが集まるようになった。
猫が入った涅槃図は、入滅した釈迦の後ろで12匹の猫が涙を流す姿を描いたものなど2種類。1枚1000円で授与しており、同院のホームページからも申し込める。問い合わせは同院(090・7721・5383)。
◇
猫が描かれた涅槃図も存在する。守山市水保町の観音寺にある「絹本着色仏涅槃図」(室町時代、守山市指定重要文化財)。猫は弟子のそばに描かれ、重要な位置にある。篠原啓人住職は「赤い首輪を付けたお釈迦さまの飼い猫では。猫を思う当時の人々の思いが感じられる」と話す。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 涅槃図に猫 2種を授与