比叡山延暦寺の守護神とされる大津市の日吉大社で26日、神前で法華経について問答を重ねる「山王礼拝講」が行われた。

社伝によると、修行を怠っていた僧侶に神が怒って山の木を枯らし、反省した僧侶が改心して法華経について問答を重ねる「法華八講」を営んだことが起源とされる。明治時代より前の神仏習合の姿を今に伝える行事で、同大社と同寺が共に発展してきた歴史の一端がうかがえ、20歳代の若手僧侶らが参加する勉強会となっている。
午前9時過ぎ、延暦寺から天台座主の名代、堀澤祖門・探題大僧正と、清原恵光・
大僧正ら約20人が参拝。同大社の森真吾宮司が祝詞を奏上した後、法華経を解説する「
」と経文を読む「読師」が対面して座り、教義の疑問点などを独特の節回しで答えていた。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 法華経問答 厳かに…日吉大社