石山寺 朗澄しのび 17日まつり
石山寺(大津市)の東大門前に9日、境内の杉の葉で作られた巨大な青鬼像(高さ約5メートル)が登場した。17日に行われる「青鬼まつり」の象徴で、赤いふんどしを締め、
たっぷりの姿が目を引き、参拝客が像の前で記念撮影していた。
まつりは、平安~鎌倉時代の石山寺の学僧・
の遺徳をしのび、命日(14日)の近くに営まれている。貴重な経典などを収集し、保存した朗澄は「死後は鬼になって守る」と誓い、死去したとされる。石山寺縁起絵巻(重要文化財)には、弟子の前に鬼の姿になって現れたと記されている。
この日は、朝から石山観光協会の会員や石山寺の職員らが像を制作。金棒や境内にあるシュロの皮で作った胸毛、へそに「佛」の字なども取り付けられた。
17日は午前9時半から、青鬼像前で法要を営み、鬼に
した地域の協力者らが「青鬼おどり」を奉納し、同10時半から魔を払うとされるうちわ(250枚、事前に引換券を配布)を授与。
の香を
いて大うちわで送り、無病息災を願う
招福会も営まれる。
天候によっては行事の変更もある。問い合わせは石山観光協会(077・537・1105)。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 愛嬌と迫力 青鬼登場