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希少種ヤマトサンショウウオ 繁殖に初成功

 県立琵琶湖博物館(草津市)が希少種のヤマトサンショウウオの繁殖に初めて成功し、幼生を水族展示室で展示している。6月28日まで。

希少種ヤマトサンショウウオ 繁殖に初成功
えらが特徴のヤマトサンショウウオの幼生(草津市で)

 ヤマトサンショウウオは、県レッドデータブックの2020年版で希少種に位置付けられている小型の両生類。体長は10センチ前後で、産卵場所となる田んぼや里山が減っている影響を受けていると考えられており、同館では19年から保護活動に取り組んでいる。

 25年度は、専用水槽に枯れ草や岩を入れて野生での生息環境を再現し、初めて繁殖に挑戦した。水槽内の気温を冬眠に適した5~10度に保つなど工夫した結果、2月12日に産卵を確認。3月中旬にかけて17匹が
孵化ふか
し、うち10匹を展示している。

 水の中で暮らす幼生は、ウーパールーパーのような角状のえらがあるのが特徴で、尻尾を使って泳いだり、浮かんだりしている。大きさは約1センチで、足が生えそろい、えらが消えて幼体になると、陸で生活するようになる。5月中は幼生の状態で見られる見込み。

 担当飼育員の村田紘夢さんは「幼生のかわいい姿を見ることで、数を減らしている現状についても知ってもらいたい」と話している。

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