万博 会場の遠さや混雑懸念
大阪・関西万博に子どもを無料招待する県の事業について、県は4日、学校単位で参加を希望したのは小中、高校など60校で、全体の約15%にとどまったと明らかにした。会場の遠さや混雑を懸念する声が多かったという。県は個人の無料招待の申し込みも受け付けている。
来年4月1日時点で4歳から高校3年生の世代で、県内に在住か通学する約18万人が無料招待の対象。県は5~11月、校外学習や修学旅行など学校行事で参加を希望するか、小、中、高校など407校に意向調査を行っていた。
県万博推進室によると、参加を希望したのは小、中学校が各15校、高校22校、特別支援学校7校、その他1校の計60校、約1万5000人だった。
不参加の理由は「会場まで遠く、日帰りでは滞在時間が短くなる」「低学年の児童を人の多いところに連れて行くのは不安だ」などの声があったという。
三日月知事はこの日の記者会見で「来年度の授業や行事が固まっており難しさもあったと思う」と話した。不参加の学校にはチラシを配り、個人での参加を促すという。
個人の申し込みは専用サイト「県万博子ども招待ポータルサイト」(https://www.expo-shiga.com/)で、原則来年4月1日時点で4歳以上18歳未満が対象で、9月26日まで受け付ける。申請は保護者が行い、子どもの本人確認書類などが必要。問い合わせは県万博子ども招待事務局(050・3662・5815)。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 学校無料招待 希望15%