東近江 伊庭の坂下し
東近江市伊庭町の
山で4日、みこしを山腹から麓へ引きずり下ろす神事「
の
し」があった。

中腹にある
神社から麓の鳥居までの距離は約500メートル、高低差は約170メートルあり、氏子の若衆らが掛け声を響かせ、重さ数百キロのみこしを下ろしていった。岩場や急な斜面が続き、最大の難所とされる高さ約6メートルの崖「二本松」を乗り切ると、見物客から歓声が上がった。
初めてみこしに乗って若衆入りした同市伊庭町の団体職員、河原崎雄馬さん(34)は「周りの若衆らを信頼していたので怖くなかったけど、岩が迫ってくるので迫力があった。これからまつりを支え、盛り上げたい」と話した。
[紹介元] YOMIURI ONLINE 切り立つ岩場 果敢に挑む