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公共交通網 あり方考える

長浜、米原の住民ら 意見交換

 路線バスや鉄道など公共交通網のあり方を考える「滋賀地域交通ワークショップ」が13日、米原市役所であり、長浜、米原両市の住民らが、課題や理想のあり方について意見交換した。

 三日月知事は、公共交通網を維持・充実させる財源の一つに「交通税」の導入を検討している。

 県は昨年度策定した「滋賀地域交通ビジョン」で、便数を増やすなどした理想の場合は、年に最大で127億8700万円かかるとの試算を示している。ワークショップは、策定中の「滋賀地域交通計画」に、ビジョンを実現する具体的な施策や財源を盛り込むため、広く意見を募ろうと企画。今年度、県内6地域で2回ずつ行う予定。

 初回のこの日は長浜、米原両市内の高校生や高齢者ら19人が参加。両市や県の職員、交通事業者らを加えた計35人が3班に分かれ、交通手段の乏しさで移動に困る例などを話し合った。

 ある男性は「タクシーやバスの夜の運行が減り、飲みに出かけにくくなった」とこぼし、自転車通学の高校生は「バス停が学校の近くにない」と訴えた。企業や福祉施設の送迎バスを空き時間に活用できないか、といった意見もあり、高校生(16)は「公共交通があるから地域で暮らせる。なるべく個々のニーズに合うといい」と話した。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 公共交通網 あり方考える

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