近江八幡市の武佐地区で発見されたとも伝わる「ムシャリンドウ」の展示会が同市武佐町の武佐コミュニティセンターなどで開かれ、薄紫やピンク、白色のかれんな花が訪れた人々の目を楽しませている。9日まで。
ムシャリンドウは、シソ科の多年草で本州中部以北に自生。「武佐」が名前の由来とされ、市の花にも指定されている。地元の愛好家でつくる「むしゃりんどう保存会」(約30人)が毎年育て、2001年から展示してきた。
今年は約400鉢を栽培。このうち約150鉢を同センターに飾っているほか、旧中山道沿いの広場や寺院など7か所に展示。同センターには近くの武佐こども園の園児が世話をしたプランターも並んだ。
同保存会の成田伝良会長(72)は「地域ゆかりのムシャリンドウを次世代にも伝えたい」と話している。
同センターの開場時間は午前10時~午後4時(最終日は午後3時まで)。問い合わせは同センター(0748・37・6017)。
[紹介元] YOMIURI ONLINE ムシャリンドウ かれん 「武佐」名前由来