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ドジョウ 底知れぬ魅力

琵琶湖博物館 絶滅危惧種を展示

展示されているタンゴスジシマドジョウの幼魚(草津市で)
展示されているタンゴスジシマドジョウの幼魚(草津市で)

 県立琵琶湖博物館(草津市)が、京都府の丹後地域の1河川のみに生息が確認されている絶滅危惧種の「タンゴスジシマドジョウ」の幼魚を展示している。体に斑点模様がある体長約6~8センチの小さなドジョウで、幼魚は5、6センチ程度。来館者らに水槽の底を泳ぐかわいい姿を見せている。

 タンゴスジシマドジョウは、コイ目ドジョウ科シマドジョウ属の淡水魚で、丹後地域の河川で2010年に初めて発見された。16年に学名が付き、現在、環境省のレッドリストで野生での絶滅の危険性が極めて高い「1A類」に指定されている。保護のため、生息地の河川名は非公開となっている。

 京都水族館と琵琶湖博物館で飼育されており、幼魚の展示は同館のみという。繁殖に取り組んでいた京都府宮津市の丹後
うお


館が閉館したことを受け、23年7月から24年2月にかけ、同館と、共同研究をしていた近畿大から計約200匹を譲り受けた。今後、環境省などと連携して繁殖などに取り組むという。

 琵琶湖博物館の担当者は「身近なところにも絶滅危惧種の魚がひっそりと暮らしているということを感じてもらえれば」としている。

 展示は今年9月1日まで。午前9時半~午後5時(入館は午後4時まで)。月曜休館。問い合わせは同館(077・568・4811)。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE ドジョウ 底知れぬ魅力

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