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アイスホッケー 世界狙え!

プロチーム「ブルーライズ」始動 

アジアリーグ参入 目標

初練習に臨む選手たち(大津市で)
初練習に臨む選手たち(大津市で)
チームのマスコットキャラクター
チームのマスコットキャラクター
ユニホームデザインを披露する佐曽谷代表(左)ら(大津市で)
ユニホームデザインを披露する佐曽谷代表(左)ら(大津市で)

 日本と韓国によるアイスホッケーのプロリーグ「アジアリーグ」への参戦を目標とした「滋賀ブルーライズIHC(アイスホッケークラブ)」が誕生し、11日から始動した。滋賀を本拠地とするプロチームの設立は初めてといい、運営会社「滋賀ブルーライズ」の佐曽谷哉太代表(22)は「チームの活動を通じて、地域と競技の発展に全力で貢献していきたい」としている。(西村歩)

 国民スポーツ大会(国スポ)冬季大会の県成年男子チームが母体。国スポが終わったら解散するのではなく、「組織と得がたい人材」をレガシー(遺産)として残していくことでアイスホッケーの機運を盛り上げようと、昨年11月15日に日本アイスホッケー連盟にチーム登録した。

 県内では、光泉カトリック高や立命館大にアイスホッケー部があるが、プロ志望の選手の受け皿がなく、県外に選手が流出していた。選手兼任でもある佐曽谷代表は「プロとして世界一を目指せる機会を身近に作ることで、滋賀でアイスホッケーを始めるきっかけになれば」と思い描く。

 国スポの県成年男子チームは、昨年11月末にあった近畿ブロック予選の初戦で敗退。今年2月に岡山市などで開催される本戦への出場はならなかったが、滋賀ブルーライズには県成年男子チームのメンバー5人を含む選手10人の参加がすでに決まっている。2月24日には、県民を無料招待してチームのお披露目試合を行う予定という。

 本拠地は大津市瀬田大江町の木下カンセーアイスアリーナ(県立アイスアリーナ)。2025年度は、社会人や大学問わず全国の強豪チームと10~20試合を組んで実戦経験を積み、26年度から日本と韓国の計5チームが争うアジアリーグへの参入を目指す。

 マスコットには、琵琶湖に古来守り神として伝わる「水神(龍)」を採用。スポーツを通して地域を元気にさせるという願いを昇り龍に重ねており、ユニホームは琵琶湖をイメージした青色が基調となっている。

 チームは11日に同アリーナで初練習を行い、今後は週1~2回のペースで集まり、連係を深めていくといい、佐曽谷代表は「観客のみなさんの心を熱くする素晴らしいプレーを届けられるチームとなるよう、頑張っていきたい」と意気込んでいる。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE アイスホッケー 世界狙え!

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