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「有観客の五輪楽しかった」

水泳・大橋さん 知事に報告

五輪出場などを報告する大橋さん(県庁で)
五輪出場などを報告する大橋さん(県庁で)

 今夏のパリ五輪で競泳女子200メートル個人メドレーに出場し、先日引退した大橋悠依さん(28)(イトマン東進)が26日、県庁を訪問し、三日月知事に五輪出場や引退について報告した。

 大橋さんは彦根市出身で、県立草津東高から東洋大に進んだ。2021年東京五輪では200メートルと400メートルの個人メドレーで金メダルを獲得し、夏季五輪で日本女子初の同一大会2冠を達成。パリ五輪では準決勝で敗退し、今月14日に佐賀県であった国民スポーツ大会(国スポ)のレースを最後に現役を引退した。

 パリ五輪日本代表の白いジャケット姿の大橋さんは、滋賀県庁に到着すると、職員らに拍手で迎えられ、岸本織江副知事から花束を贈られた。

 その後、三日月知事と面会し、「有観客の五輪は初めてで、雰囲気を体感できて楽しかった」「佐賀国スポでは久しぶりの県代表として、最後のレースを迎えることができた」などと報告。三日月知事が来年県内で開催される国スポ・全国障害者スポーツ大会で、五輪の聖火にあたる
炬火きょか
のランナーや、メダルのプレゼンターを打診すると、「はい、ぜひ」と快諾していた。

 面会後には報道陣の取材にも応じ、引退については「(来年の国スポに)選手として出場することも考えた」としながらも、「あと1年でもきつさに耐えられる自信がなかった。滋賀の国スポが自分の新しいスタートになるいい舞台だと思い、決断した」と語った。

 また、高校までの競技生活で印象に残っていることには「彦根にあった屋外プールで雨の中泳いだり、青い空を見ながら背泳ぎしたりしたこと」を挙げ、「それが大学以降の競技での強さにつながっている」と振り返った。今後については、水泳の普及や選手強化に関わるとともに、学生時代に貧血で苦しんだ経験から「自分のような選手を出さないように、スポーツ栄養学について勉強していきたい」と力を込めた。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 「有観客の五輪楽しかった」

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