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「伊崎の棹飛び」修行僧安穏願う…近江八幡

棹の先端から湖面へ飛び込む修行僧(近江八幡市で)
棹の先端から湖面へ飛び込む修行僧(近江八幡市で)

 琵琶湖に突き出した
さお
(長さ約14メートル、幅約40~30センチ)の先から7メートル下の湖面に修行僧が飛び込む「伊崎の棹飛び」が1日、近江八幡市白王町の天台宗・伊崎寺であった。

 人々の願いのために自らを犠牲にする「
捨身しゃしん
の行」として湖に飛び込み、身を清めたのが始まりだといい、平安時代から続くとされる。この日は比叡山延暦寺の荒行「百日回峰」を満行した県内外の修行僧12人が、白い
浄衣じょうえ
姿で1人ずつ棹の先端へ進み、合掌しながら湖面へ飛び込み、白いしぶきをあげていた。

 16回目の参加という聖徳寺(名古屋市)の松村宗宣住職(45)は事前の取材に、「この世が安穏であることを、変わらずぶれずに願いたい」と話した。

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