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「ジェンダー平等債」発行へ

知事方針 ギャップ解消へ資金確保

 三日月知事は17日に開かれた記者会見で、ジェンダーギャップ解消に向けた資金を確保するための債券「ジェンダー平等債」を新たに発行する方針を明らかにした。社会課題の解決を目指す「ESG債」の一種として位置づけ、早ければ来年度中の発行を目指す。県によると、実現すれば自治体では国内初の取り組みになるという。

 ESG債については、県は2022、23年度に二酸化炭素など温室効果ガスの削減に向けたESG債の一種「サステナビリティ・リンク・ボンド(SLB)」を50億円ずつ発行。24年度も同規模の発行を計画している。

 ジェンダー平等債もSLBと同様の手法を想定しており、調達資金の使途については、母子・父子家庭の支援、学費や未来への投資、職業訓練など広く検討する。具体的な目標や発行規模などは今後詰める。

 この日、三日月知事は「ジェンダー平等は掛け声だけでなく、共感する人が賛同し、動くことが大事。そのきっかけになれば」と説明した。

 
<ESG債>
Eは環境、Sは社会、Gは企業統治を示し、社会課題の解決につながる取り組みのため資金調達する債券。

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[紹介元] YOMIURI ONLINE 「ジェンダー平等債」発行へ

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